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日本三大祭 京都祇園祭 おすすめの楽しみ方 [夏のおすすめ]

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(リンク)当ブログの京都観光おすすめまとめページ

7月になりました。京都は一ヶ月間が祇園祭です。

京都人にとっては、祇園祭の山鉾の組み立てや「こんちきちん」という祇園囃子を街中できくこの時期はいよいよ夏を迎えたという実感がわく一大イベントです。

旅行会社のツアーだと、祇園祭の最もメインのイベント先祭の山鉾巡行とその前日の宵山を見学するツアーがほとんどですが、実は祇園祭は冒頭記載しましたとおり、祭りの期間は7月の1か月間にわたるものです。

祇園祭の歴史は、古くは平安時代に疫病・災厄の除去を祈った祇園御霊会を始まりとする、八坂神社の祭礼で1000年以上も昔に由来しています。

7月の1か月間には山鉾(やまほこ)や神輿(みこし)が京都の街中(洛中)を巡行します。

ちなみに、一般の方が鑑賞できる祇園祭の2016のスケジュールは以下のとおりです。

【7月5日】
〇吉符入~長刀鉾稚児舞披露(太平の舞)
15時15分から長刀鉾稚児舞(太平の舞)が披露されます。
鼓を叩くため両手にバチを持ち、小さな体を優雅に旋回させます。

吉符入 15時(※見学不可)
長刀鉾稚児舞披露 15時15分~
場所 長刀鉾保存会(地下鉄「四条」徒歩5分)

【7月10日~14日】
〇前祭山鉾建
各鉾町が鉾、曳山を組み立てます。
いよいよ宵山や山鉾巡行が目の前だと実感できる
京都夏の風物詩です。
※山鉾(やまぼこ)は、釘を一切使わず縄を使った伝統的な技で組み立てられます。

【7月15日~16日】
〇前祭 宵山(各山鉾町)
歩行者天国や露店や屋台が並び賑わいます。
また、前祭屏風祭として、各山鉾町の町屋では格子をはずし、
通りから見えるようにして家宝の屏風、道具を飾っている町屋見学できます。

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【7月17日】
〇前祭 山鉾巡行
祇園祭の最大の見所。長刀鉾(なぎなたぼこ)を先頭に23基の山鉾が京都の中心部を巡行します。
巡航経路:四条烏丸~四条河原町~市役所~烏丸御池~新町御池

【18日〜21日】
〇後祭 山鉾建て(各山鉾町)
山鉾10基の組み立てが行われます。

【7月24日】
〇後祭山鉾巡行 9:30〜
場所
烏丸御池→河原町御池→四条河原町→四条烏丸を10基の山鉾が巡行します。

【7月28日】
〇神輿洗式(八坂神社)20:00〜

鴨川の水で神輿を清めます。

【7月31日】
〇疫神社夏越祭 (八坂神社)10:00〜

八坂神社内にある疫神社で茅(かや)をくぐり厄払いをします。儀式を行い、祭締めとなります。


一般の方が見学できるおもなものをご紹介しましたが、祇園祭の一番の目玉はやはり、7月15,16日の前祭の宵々山、宵山と17日の山鉾巡行です。

7月15,16日の18~23時には、八坂神社から四条堀川までの繁華街が歩行者天国となり、多くの出店でにぎわいます。山鉾に吊られた駒形提灯に火が入り、「こんちきちん」という祇園囃子の音と共に祭りを盛り上げます。

宵々山・宵山のおすすめは、一部の山鉾に、なんと乗ることができます。見学自由(無料)のところ、拝観料が必要(有料)なところ、粽(ちまき)や手拭い、扇子、浴衣などを購入すれば拝観できるところ、ちまきと拝観料がセットになっているところなどまちまちです。

山鉾の上からの宵山の写真です
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先祭りの宵山でぜひ見てほしい山鉾は「船鉾」
7月14日は12時~23時
7月15,16日は10時から 700円で山鉾にのれます。狩野派の絵師が下絵を描いた大蛇をはじめ勇壮な山鉾です。

そして最も有名な「長刀鉾(なぎなたぼこ)」
山鉾巡行の順番は、毎年くじで決まるのですがこの長刀鉾だけは、毎年山鉾巡行の先頭を飾ります。
一般搭乗は7月13日~16日 10時~23時 
ちまきやグッズを購入すれば搭乗できます。(ただ、昔ながらのお祭りということで、女性の搭乗はできません。。。)

そして最後に唯一のカラクリ仕掛けを持つ「蟷螂山(とうろうやま)」。車輪が動くと屋根の上のカマキリが動きます!一般搭乗はありません。

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ちなみに、2014年に祇園祭の山鉾巡行が半世紀ぶりに、2回開催されることとなり、宵山も先祭り、後祭りそれぞれにあるのですが、歩行者天国や出店があるのは先祭りの宵山だけですのでご注意ください。


なお、地元の僕たち京都人にとっては、山鉾巡行の見学にはいかずに、宵山の歩行者天国や出店見物には毎年かかさず行くっていう方が多いと思います。かくいう私もそうです。子供のころは、歩行者天国で、かき氷やカブトムシを買ってもらうのが楽しみでした。大人になってからは、たくさんの山鉾を横目に、歩行者天国の出店でビールや食べ物を片手に普段は歩けない四条通りの歩行者天国を闊歩するのが毎年の楽しみです。

そして、目玉の山鉾巡行ですが、今年は日曜日の開催なので特に混み合うことが予想されますが巡行の距離は非常にながいので混んではいますが、人垣でまったくみれないという心配はないと思います。

先祭りの見どころは、四条河原町や京都市役所前で大きな山鉾が方向転換をおこなう「辻回し」です。巡行の主役である鉾には、10トンを超える重量の鉾を人の手で回転させる様子をご覧いただけます。圧巻ですが、この辻回しを最前列で見ようとすると朝早くから場所取りを行う必要があります。

(辻回しの写真)
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多くの山鉾が順番にやってくるので、僕の肌感覚では、朝一番にならばなくてもどれかは見れるって感覚です。
四条河原町はごったかえすので、市役所前か、新町御池交差点で見物するのがおすすめです。新町御池での辻回しは終盤なので、山鉾をひかれているかたもずいぶん慣れて、スムーズになっています。

どうしても最初から最後までじっくり見たいという方は、有料で特等席で見れる観覧席もあります。観覧席付きのツアーもあったりするので、もし完売していても、旅行会社のツアーを探して見れば間際でも観覧席のチケットを確保できるかもしれません。

また、山鉾巡行についてですが、後祭りのほうが山鉾が10基と規模が先祭りに比べて小さいので、観光客も先祭りに比べると少ないので比較的混み合わずゆっくり見れるメリットがあります。山鉾の数は少ないですが、十分楽しめますよ。

ちなみに山鉾巡行についてですが、869年にはじまってから、過去中止になったのは3回だけです。応仁の乱、第二次世界大戦、阪急電鉄の地下路線の延伸の3回だけです。

2015年は台風で中止も危ぶまれたのですが、暴風警報がでていなかったことから決行となりました。「小雨決行、大雨強行の祇園祭」なる言葉も昨年は聞かれました。昨今は、祭りの危機管理の問題が大きく取り上げられることも多いので大雨強行ってことはないかと思いますが、過去長い歴史で中止がわずか3回というのを考えると今年もきっと山鉾巡行を楽しめるんだと思います。


この時期、一見さん(いちげんさん)大歓迎のおそろいの浴衣姿の芸妓さん、舞妓さんが毎日総勢六名でおもてなししてくれるビアガーデンもオープンしているので、祇園祭見物にあわせて舞妓さんのビアガーデンという京都の夏の風物詩もお楽しみいただけると幸いです。
〇上七軒ビアガーデンなら、お得な値段で舞妓さんと触れ合えます


(2016年7月12日追記)
7月11日から、屋根のない開放的な観光バス「スカイバス京都」が、祇園祭に合わせた期間限定コースの運行を始めています。

JR京都駅を発着点に、山鉾が並ぶ四条通や祇園の八坂神社、京都御苑などを巡る。長刀鉾や函谷(かんこ)鉾に近づくと、伝統技法の「縄がらみ」で固定された光景が間近に迫り、大変好評のようです。このコースは16日までの限定です。ご参加希望の方は、京都定期観光バス予約センターにお問い合わせくだいね。



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